2010年3月27日(日)
先週の北海道を襲った巨大低気圧の暴風の影響は、新千歳空港の閉鎖やJR在来線の運休、高速道路の閉鎖だけでなく、意外なものまで運んできてしまった。それが、石狩湾の浜に流れ着いたベトナムの貨物船「ドンファン号」だった。
テレビでよく浜に打ち上げられた大型船を見ることはあっても、私の住んでいる場所からさほど遠くない所に打ち上げられたのは初めてだった。船主や乗組員、そして関係者の人には大変申し訳ないが、これは一大イベントである。本当なら仕事をほったらかしてでも平日に見に行きたかったが、そのはやる気持ちをぐっと抑えて、休みになる週末を待っていた。地元テレビでのニュースの扱いも次第に大きくなり、私のように見物に来る人もだんだんと増えているようだった。気持ちが焦る。
でやってきた週末。私が不安に思っていた事が的中した。週末になって野次馬が多くなる事を心配した関係機関が、このベトナム船の座礁した浜辺へと通じる道を通行止めにしてしまったのだ。ちょうどこの日からサルベージ船による沖への曳航作戦も開始するという事もあったかもしれない。しかし、せっかくここまで来て諦められない私は、他の浜辺から砂浜づたいに30分ほど歩き、ようやくこの珍しい光景を自分の目で見ることが出来た。
何もない浜辺に巨大船がぽっかりと浮かぶ、この違和感タップリな光景。どこか世紀末を思い起こさせるようなシーンでした。この座礁での重油等の流出はいっさいなく、美しい石狩の海の海洋汚染にならなかった事は幸いでした。
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